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人工透析と合併症対策

実際の透析について

1回3~5時間で週3回行うのが一般的です。月・水・金または、火・木・土で定期的に通院が必要になります。ゆっくりと、たっぷり行えばそれだけ合併症の予防につながり長生き出来ます。

人工透析のしくみ

人工透析のしくみのイメージ

血液透析では、血液を体外に取り出し、ダイアライザーと呼ばれる透析器(人工腎臓)に通すことによって、血液を浄化します。
体内にたまった尿毒症の原因物質や老廃物の排泄、血液中のNa(ナトリウム)・K(カリウム)・Ca(カルシウム)といった電解質と酸性・アルカリ性のバランスの維持、体液量の調節を代行し、血液を浄化します。きれいになった血液は、再び体内に戻されます。

ドライウエイト

ドライウエイトとは?のイメージ
ドライウエイトとは?

透析患者さまが水分管理を行う時に目標とする体重の事をドライウエイトと言います。
透析患者さまは、尿は出ない(もしくは、その量が少ない)ため、汗や便以外は接種した水分は体内にたまる事になります。水分や塩分を摂り過ぎると、高血圧や心不全を起こしてしまいます。
こうした危険を避ける為、目標とする体重が必要となるのです。

ドライウエイトの決め方

ドライウエイトは、「血圧は高くなく、むくみがなく、透析時の除水の際に急激な低血圧が起きない最低の体重」という条件を満たす体重の事です。
よく用いられる指標として、心胸比があります。胸部レントゲン写真で肺うっ血や胸水がなく心胸比が50%以下であることを目標にドライウエイトが決まられます。ほかの指標として、血液中の心房性ナトリウム利尿ホルモン、心臓の超音波検査、心臓カテーテル検査などがあります。

一般的に、透析間の体重増加の目安として、透析をしない日が1日の時はドライウエイトの3%、2日の時は5%以内に抑えることが必要です。またドライウエイトは、患者さまの栄養状態によっても変わるので一定とは考えずに定期的に見直すことが大切です。

食事療法

合併症対策

透析療法は合併症をどのように予防し、元気良く過していただくかがひとつのキーワードになると考えています。それには様々な検査を行い、合併症を早期に発見することが重要になります。如水会では、日頃から合併症の予防・早期発見に努めています。

対策01 心臓の検査
心電 図、胸部レントゲン検査

心不全・心筋梗塞は透析患者さまの最大の合併症です。定期的に心臓の検査を行い、異常の早期発見に努めています。

心エコー検査

心臓エコーでは、心臓機能チェック等を行い、DW(基礎体重)の評価指標にもしています。

ホルター心電図

24時間心臓の状態をチェックすることで、隠れている病気の早期発見につながります。

対策04 24時間血圧検査

心臓疾患、動脈硬化予防に血圧コントロールは大変重要です。24時間血圧検査にて降圧剤の内服方法を検討し、より良い血圧コントロールが可能になります。

対策05 二次性副甲状腺機能亢進症について

透析患者さまにとって二次性副甲状腺機能亢進症のコントロールはたいへん重要です。
二次性副甲状腺機能亢進症による合併症を出来る限り抑えるよう、食事指導、内服治療、静注治療を積極的に行なっています。
エコーで副甲状腺の大きさを確認し内服薬コントロールの指標にしています。

対策06 閉塞性動脈硬化症対策

糖尿病性腎症による透析導入が増加している中、閉塞性動脈硬化症により足の血流不良、足先のしびれ・冷感・歩行困難・潰瘍、最悪の場合下肢の切断の危険性があります。
閉塞性動脈硬化症の予防・早期発見、治療に努め、患者さまの生活の質の向上をめざします。

光線療法のイメージ

近赤外線を足先にあてることにより、血流が良くなり閉塞性動脈硬化症の症状が改善されると言われています。

DWの評価に身体組成分析装置を使用のイメージ

透析患者さまのDW(基礎体重)を決める時、患者さまの訴えはもちろんですが、透析後の疲労感・足のつり・嗄声・血圧、胸のレントゲン、採血、心エコー等に加え、身体組成分析装置を使用して体内の水分量を測定しDW(基礎体重)評価の指標としており、少しでも安楽な透析ライフが過せるよう取り組んでいます。

気を付けたい合併症

透析中の合併症
不均衡症候群
不均衡症候群のイメージ
血圧降下

あくび、眠くなる、目がかすむ、ぼやける、動機、吐き気、ムカムカする、体が熱くなるなど

筋肉痙攣(けいれん)

足の筋肉に起こる、足がつる、足がこわばるなど。

腹痛
透析に伴う合併症
高血圧
透析に伴う合併症のイメージ
骨・関節痛

骨折を起こしやすくなり、骨痛、関節痛

貧血
かゆみ

※必要に応じて、かゆみ止めを服用してください。

便秘

※必要に応じて、緩下剤を服用してください。

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