災害時の備え
万が一の災害に備えて
「阪神・淡路大震災」「東日本大震災」の時には多くの透析施設が倒壊もしくは、透析不能となり多くの透析患者さんが近隣の他府県で臨時透析を余儀なくされました。
倒壊大地震が予期される中、災害時の透析・日常生活の留意点をまとめました。

災害時の情報確認方法
電話(当院代表、災害時伝言ダイヤル)、ラジオ・テレビ、市の広報、避難所の提示であるいは直接来院して、被災状況や透析についての情報を確認してください。
NTT災害用伝言ダイヤル
施設の被災状況を知るためには「NTT災害用伝言ダイヤル」が役に立ちます。これは「1」「7」「1」をダイヤルする方法で施設が録音した内容を聞く事が出来るとともに、患者さま側の情報を伝えることも出来ます。
携帯電話災害伝言サービス
携帯電話の「携帯電話災害用伝言板サービス」を使って、施設の被災状況や患者さん同士で安否確認などの情報を交換することが出来ます。
災害時には、当院の被災状況や透析可能かどうかなどの情報も伝言板に載せる予定です。
※各社携帯電話のサービスをご確認ください。
地震・津波・気象情報等三重県内の情報を確認することが出来ます。
災害時の透析について
余震が激しい時、火災が発生している時、目の前に危険が迫っているなどの場合は緊急離脱の準備に入るのでスタッフの指示に従ってください。順番に離脱をしていきます。

当院で透析が可能な状況であれば、当院での透析を行います。
電話(当院代表、災害時伝言ダイヤル)、ラジオ・テレビ等、あるいは直接来院して確認してください。施設自体の被害が軽度であれば数回の透析には対応できる可能性があります。
しかし、ライフライン(電気・水道・食料・食料・物資の供給)が完全に遮断された状況下では、数日間以上透析を継続していくのはほぼ不可能です。阪神・淡路大震災級の地震が北勢地区を襲い「交通手段や通信手段」が途絶えるような状況では、当院での継続的な透析は不可能であると考えられます。
この場合、近隣の「透析可能施設」へ移動が必要となります。災害時には、三重県や日本透析医会の災害情報ネットワークが稼働し「広報支援医療機関」を確保すると思いますので、慌てずに情報を待ってください。
当院でも可能な限り、情報提供を行います。
他施設で透析を受けられる場合、事後連絡でも構いませんので当院にも連絡をお願いします。
まずは、安全な施設への移動を優先させてください。緊急時ですので紹介状等は不要ですが「人工透析患者カード」を携帯し禁忌等の情報を提示すれば「受入先医療機関」でスムーズに透析が受けられると思われます。
地震で揺れている間は、決して動かずに落下物で怪我をしないように頭までしっかり布団をかぶり、針が抜けたりしないように血液回路をしっかりにぎり自分の身の安全を確保してください。
- 揺れがおさまったら、自分の針が腕から抜けていないか落下物などでケガをしてないかを確認して異常があった場合は落ち着いて周りのスタッフに知らせてください。
- 停電している場合は、機械の電源をバッテリーに運転に切り替え透析を続けますので、そのままベッドで落ち着いてください。
災害時に備えて自己管理を見直しましょう。
災害時の日常生活において
災害時には、透析可能な施設に患者さまが集中する為定期的な1日おきの透析が出来ずに、3~4日もしくはそれ以上の透析間隔が空いてしまう場合が考えられます。
阪神・淡路大震災の場合にも、透析間隔が通常より長くなることがあったようです。その場合に、生命の危機に直結するのが水分の貯蓄による「心不全」と「高カリウム血症」です。
いつ次の透析が受けられるか分からない災害時には、下記の点を守って生活してください。

数日間の透析遅漏が受けられない事を想定して、日頃から自己管理をするように心がけてください。
特にカリウム・水分・塩分の摂取を控えましょう。
果物、野菜ジュース、コーヒー、牛乳はやめておきましょう。
支給されるお弁当の漬物や佃煮は必ず残し、塩分の多そうなものはやめておきましょう。
魚やお肉は半分にしておきましょう。
おにぎり、パン、ビスケットはエネルギー源となるので食べるようにしましょう。































