CE 藤川です
前回は、【発心の道場 徳島県(阿波の国)】編をお伝えしました
今回は、次の四門であり【修行の道場】とも呼ばれている高知県編となります。
高知県は24番札所~39番札所の16ヶ寺と四国4県の中では一番札所の少ない県なのですが、修行の道場と言われるだけあり、1つ1つの間の移動距離が恐ろしく長いため高知県は2回に分けて巡礼しましたそのため、今回は、高知県・前編をお伝えします。
ちなみに歩きお遍路の場合は、移動だけの日があるそうです・・・恐るべしです
前回のお遍路後に直ぐに高知県への旅を計画していたのですが、新型コロナ感染症が再度拡大していたので高知県への旅は11月になり約3ヶ月ぶりのお遍路となりました
今回も、日程はいつもの様に日勤帯のお仕事の後、一通りの身支度の整えと小休憩後、鈴鹿の自宅を夜出発し、高速道路を利用して明石海峡大橋→鳴門海峡を経て、途中休憩を挟みながら徳島県に入り、前回の終了地点であり、今回の出発地点でもある「23番札所 薬王寺」を経由して高知県入りを果たしました
「区切り打ちの場合、前回の終了地点からスタートしないと、お遍路の工程を繋いだ事にならないような気がする!」と言った自分自身の謎のこだわりがあったので、お遍路旅は全てこのやり方を貫きました(笑)
そして約390km、約8~9時間の道のりを走り、最初の目的地である【24番札所 最御崎寺】のある高知県は室戸岬に、5~6時頃到着しました
途中、お大師様の巨大像があったので、合掌&挨拶をさせて頂きました
今回、直接24番札所の最御崎寺を目指さず、先に室戸岬を目指したかというと・・・
12月~2月の間、室戸岬の東側の海岸では(様々な気候条件等が揃う必要がありますが)地平線から昇る朝日が海に反射して【だるま】の様に映る【だるま朝日】と言う自然現象を見る事ができます
(↑ホームページから引用)
今回のお遍路旅は11月末の旅だったので、運が良ければ見れるかな?と期待して朝日を見るためでした。
そして、いよいよ日の出時刻である6:50分頃になり、日が昇り始めました
結果は・・・・
波が少しあり、残念ながら【だるま朝日】を見る事は出来ませんでしたが、綺麗な朝日を拝む事は出来ました
そして綺麗な朝日を拝む事が出来、すっきりした気持ちになったところで、いよいよ四国お遍路の旅がスタートしました
24番札所 最御崎寺は、室戸岬灯台と同じ高台に建立されているため、境内だけでなく、絶景も堪能できるという素敵なお寺でした
高知県(土佐の国)・修行の道場のお遍路巡礼を無事にスタートさせ、次の札所へ向かいましたが、【25番札所の津照寺】と【26番札所の金剛頂寺】は、それぞれ15分ずつと以外に短い距離の移動ですみました
「お~、意外と短い~」と思っていましたが、その考えは、ここまでした(笑)
【26番札所 金剛頂寺】→【27番札所 神峰寺】→【28番札所 大日寺】間は、それぞれ約60分ずつ・・・・
【28番札所 大日寺】→【29番札所 国分寺】→【30番札所】→【31番札所 竹林寺】間は、それぞれ約30分ずつ・・・・と、流石、【修行の道場】の名に違わぬ、移動距離でした(笑)
移動距離は長かったですが、これも修行の内と思いつつ高知の海岸沿いの風景や、(ちょうど紅葉の時期でもあったので)紅葉も楽しみながら、移動を楽しみました
そういった心境もあったためか、それぞれのお寺も風景も紅葉もより一層綺麗にみえていました
特に【31番札所 竹林寺】に関しては、観光地にもなるほどとても素敵な境内で、現時点で巡礼した札所の中でも1・2を争うほど綺麗な庭園でした
初日は、ここで時間(四国のお寺は17:00で閉まってしまいます)となり、ホテルへ向かいます。
竹林寺はホテルと同じ高知市内にあります。高知市と言えば・・・・・、
そう、有名な桂浜です
と言う事でホテルに向かう前に、桂浜に向かいました
そして、桂浜と言えば、そう、坂本龍馬像ですよね
勿論、坂本龍馬像とも2ショット写真をとりました
その後は、透き通る様な波と美しさと雄大な桂浜の絶景をしばしばの間、のんびりと堪能させて頂きました
長い1日目の旅を終え、ホテルでは爆睡でした(笑)
そして、2日目がスタートしたのですが、2日目に回った札所は・・・・
移動距離は、最初の5ヶ所の札所間(32番札所→33番札所→34番札所→35番札所→36番札所)は、それぞれ30分以内と高知県内では比較的短い感じでしたが(30分で短いと感じているのは、すでに感覚がおかしい様にも思えますが笑)、駐車場~山門~境内への移動が急な階段や山道など、中々一筋縄ではいかないものでした
ただでは行かせないのが、流石【修行の道場 高知(土佐の国)】ですね、恐るべし(笑)
【32番札所 禅師峰寺】
【33番札所 雪蹊寺】
【34番札所 種間寺】
【35清瀧寺】
【36番札所 青龍寺】の5ヶ所の札所を回り終え、いよいよ高知県前半の旅の最終目的地である【37番札所 岩本寺】へ向かいます。
岩本寺自体は平地にあり、かつ駐車場~山門~境内まであまり移動距離はなかったのですが、【青龍寺 ☞ 岩本寺】間の移動距離がかなりえぐいもので、この旅の札所間における最大の移動時間(休憩時間を除き、移動時間だけで約90分)でした(笑)
途中、高知県のご当地ご飯の代名詞でもある「かつおのたたき」もいただきました
こうして、目的であった【24番札所~37番札所】の参拝を無事に終える事ができ、2日目の夜もホテルで爆睡となりました(笑)
そして最終日の3日目は鈴鹿に帰るだけですが、このまま帰るのも味気ないと思い・・・
午前中は、大好きな偉人の一人でもある坂本龍馬記念館を見学してきました
平日のためかほとんど人がおらず、貸し切りに近い状態で思う存分満喫できました
記念館の見学も大満足に終え帰路に着くときも、高知ICからそのまま高速道路を使って帰るのも勿体ないと感じ(悪い癖ですが・・・)、高知県を北上し、徳島県にある【大歩危峡】と通って、徳島市内を経由し、高速道路を経て鈴鹿市に帰ってきました
大歩危峡では、シンボルマークでもある【小便小僧】も見てきました 写真では何気なく見えますが、実はとんでもない崖の上に立っているんです
(笑)
因みに今回の旅は、合計・・・約1200kmの旅路でした(笑)
かなり長くなりましたが、区切り打ち【修行の道場 高知県(土佐の国) 前編】の旅はこれにて終了です。
次回は、引き続き【修行の道場 高知県(土佐の国) 後編】の旅を紹介させて頂きます