こんにちわ、津留です
11月12日、13日に大阪国際交流センターで開催された在宅透析・長時間透析の合同研究会に川波Nsと四日市腎クリニックの藤田CEと参加してきました
合同での研究会に参加するのは初めてでしたが「LINKs with the society~社会とつながる透析をめざして」と言うテーマで、透析患者さんが社会やコミュニティに関わることの重要性と透析に関わる医療者や患者の視点が内向きになりすぎることなく、外部との接点を意識するようにとの思いから(大会長挨拶より抜粋)決められたとのことでした
在宅透析は自宅で透析を患者さん自身で行うことで、サポートしてくれる介助者が必要です。
数か月かけて教育を受け、自分で穿刺もしなければならず、誰にでも出来る透析ではありません。
長時間透析は「一回6時間以上」を3回、週18時間以上の透析医療を受けることです。クリニックなどの施設で透析を受けますが、働いている患者さんがほとんどなので夜間かオーバーナイト(夜から朝方まで)で透析を行う治療方法です。
当院でも最長6時間まで透析を行っていますが、オーバーナイト透析を実施されている施設は多くはありません。
在宅透析も長時間透析も時間をかけてゆっくりと透析できるので、患者さんの体調は良くなるいい治療方法なのですが、いろんな制約でまだ普及していない状況です
恩恵を受けられている患者さんもまだまだ少ないので参加人数も多くはないのですが、この学会には、毎回患者さんも参加されます。
患者さんの体験談や、透析治療への思い、社会復帰への壁や家族への感謝などが発表されます。
患者さん8人によるシンポジウムセッションもあり、患者さんの自分らしく生きることへの熱い思いを聞くことができ、とても勉強になりました。
その中で特に印象に残った患者さんの言葉が
『医療者の皆様にお願いしたい。患者を生かすことから、社会へ還すことへの使命のシフトをお願いしたい。 あとは私たち患者がしっかり生きます!』と宣言されたことでした。
当院も患者さんへ良い透析治療を提供し、健康状態を維持できるよう努めています。その先は難しいことですが、今学会で、患者さんにとっての生活の質の向上について考えさせられました。
鈴鹿腎クリニックは、今月より一人の患者さんが在宅透析を開始されたところなので、そのサポートについても色々と学ぶことが出来ました。看護師として、臨床工学技士として、役立てて行きたいと思います
お勉強のあとは、寸暇を惜しんであべのハルカスへ行ったり、串カツをお腹いっぱい食べたりと、大阪を楽しませて頂きました
今回学んだ事を、業務に活かしていけるようにしたいと思います