CE川野です
5月に腎代替療法専門指導士を取得しました
みなさんは腎不全の治療のため、週3回通院して透析をしています。
透析の機械が腎臓の代わり(=腎代替療法)を行っている状態です。
腎臓の代わりとなる治療(=腎代替療法)は、他にもあることをご存知でしょうか?
自分のお腹の中で透析をする腹膜透析、腎臓を譲り受ける腎移植とあわせて現在の腎代替療法は大きく3つの選択肢があります
腎臓が悪くなってもいきなり透析になることはありません。通院してお薬のみで経過をみていき、最終的に透析へと至ります。
いよいよ透析となったときに、3つの選択肢より腎代替療法を選択しなければなりません。
慢性腎臓病(CKD)が進行し透析療法を余儀なくされている患者さんたちが、全国に約35万人いらっしゃいます。さらにその97%という圧倒的多数の方々は通院して透析を受けています。
末期腎不全に至り腎代替療法が必要となった場合、血液透析のみならず腹膜透析や腎移植という3つの治療選択肢があるのですが、現在わが国では諸外国と比較して大きく血液透析に偏った傾向となっています。
当然血液透析も重要な治療法ですが、それぞれの患者さんにとってよりよい選択もあるはずです
患者、家族ひいては地域や社会にとってよりニーズに沿うかたちの医療推進を目指すことが「腎代替療法専門指導士」となります
2021年に新しく新設された資格で、まだまだみなさんに貢献できることは少ないと思います。今後、貢献できるよう努めていきたいと思っています