CE 藤川です
今回からお遍路本編スタートです
皆さんご存じの通り四国お遍路88ヶ所は、1番札所のある徳島県を皮切りに高知県、愛媛県、香川県の四国全土に建立されており、それぞれの県において【〇〇の道場】と(修行の)道場に例えられています
徳島県(阿波の国)は【発心(ほっしん)の道場】
高知県(土佐の国)は【修行(しゅぎょう)の道場】
愛媛県(伊予の国)は【菩提(ぼだい)の道場】
香川県(讃岐の国)は【涅槃(ねはん)の道場】
と表現され、この【発心】、【修行】、【菩提】、【涅槃】は、仏界にはいる為の【四門思想】に由来しているそうです
仏教では、仏道を得る決意(発心)をし、修行を行い、菩提を得て、涅槃に至る。
つまり、これらの四門【仏の世界へ通じる通過門】を通過する事で、仏道を極める事ができると言われ、四国お遍路ではこの4県がその四門にあたるとされ、この様に呼ばれているそうです
前置きが長くなりましたが・・・
今回の四国お遍路も車による区切り打ちを行い、まずは徳島県の1番札所~23番札所の23ヶ所を7月末の「2泊3日」でまわりました
日程はいつもの様に日勤帯のお仕事の後、一通りの身支度の整えと小休憩後、鈴鹿の自宅を夜出発し、高速道路を利用し、明石海峡大橋→鳴門海峡を経て、途中休憩を挟みながら、約270km約5~6時間の道のりを走り徳島県入りしました
最初の目的地である一番札所の霊山寺付近には3時頃到着したので、近くの道の駅で仮眠を取らせていただきました
そして朝の6:30、いよいよ四国お遍路の旅がスタートしました
霊山寺は、1番札所と言うだけあり、「お~っ」と言う感じでした
1番札所での納経を無事に済ませた後は、次の2番札所、3番札所へと目指していきました。
徳島県の札所は発心というだけあり、(準備運動的?比較的穏やかな工程なのかな?と勝手に想像していたのですが・・・)
まず1番札所~10番札所は、札所間がそれぞれ車で10分以内の道のりと比較的まとまっていたため、順調にまわる事が出来ました
同じ四国お遍路のお寺なのに、それぞれのお寺が個々に個性のある造りをしているので、お寺を拝見する事も中々楽しいものでした
そして次の11番札所は、10番札所から車で約30分の距離となり、『やはりお遍路、甘くはないか~いよいよ本格的な旅が始まった~』と感じていたのですが、11番札所は比較的街中に建立されており道程は順調でした
四国お遍路にはいくつかの難所があるのですが、次の12番札所はその難所の1つであり、11番札所 → 12番札所 → 13番札所と順に回るにはかなりの労力を必要と事前学習で学んでおり、同時に11番札所を回った後は【17番札所 → 16番札所 → 15番札所 → 14番札所 → 13番札所 → 12番札所 → 18番札所】の順で回ると、比較的巡礼しやすいとの先輩たちの経験と情報があったので、そのお知恵を拝借し自分もその順番で回りました
そして、やはり12番札所は、かなり細い難所を恐る恐る走るなど、なかなかスリリングな道を走ったり、駐車場からも約10分の上り階段を上ったりと・・・
徳島県の最大難所でもあるなと後で感じました(笑)
そのためか、または山の上に建立されているためか、12番札所の焼山寺は荘厳な雰囲気を感じました
その後は、比較的に順調にいきました。特に21番札所も山の上に建立されている難所の札所の1つではあるのですが、ロープウェイを使うことができるので、風景を楽しみながら巡礼する事ができました
21番札所の太龍寺も、焼山寺に負けないような雰囲気を感じました
徳島県のお遍路は2泊3日で、3日目の午前中で23札所のお参りが終わる予定でしたが比較的順調に回れた事もあり、2日目の夕方の閉門時間ちょうど位に23番札所の薬王寺を回りきる事が出来ました。
そのおかげで最終日は朝ゆっくりチェックアウトでき、そのまま無事に岐路につく事ができました
これも御大師様のご加護ですかね
なにより、【発心の道場:徳島県(阿波の国)】のお遍路旅を無事に終える事が出来なによりでした
因みに今回の旅は、合計・・・約900kmの旅路でした(笑)
長くなりましたが区切り打ち【発心の道場、徳島県】の旅は、これにて終了です
次回は四国お遍路の中でも一番移動距離が長く、【修行の道場】とも言われている【高知県の旅】を紹介させて頂きます