藤川です 前回からの続きの第2部です
前回は、お遍路さんについて色々説明させて頂きましたが、いよいよ車お遍路が本格的にスタートです
区切り打ちなので、「1泊2日」と「2泊3日」の2回に分けてお遍路をしました。
また、前回のブログでは、2部構成とお伝えしましたが、3部構成になってしまいます・・・
今回の第2部では、1回目の区切り打ちの「1泊2日」の旅をお楽しみ下さい
三重県鈴鹿市を深夜1:00頃に出発し、(途中休憩をはさみつつ)高速道路をひたすら走り続ける事、約6時間半の7:30に最初のお寺である「大山寺」に無事に到着しました
お遍路の88ヶ所は比較的平地に建てられているのですが、別格20のお寺はほとんどが山の中に建てられており、しかも結構細い山道を何キロも走るので最初の大山寺に向かう時は、「えっ、これ合っている?」と心配になりました
お寺に近づくにつれてこんな感じの道が多くなります
と言う事で、無事に最初のお寺から参拝スタートです。
もちろん、お遍路スタイルです
この下の写真は、実はお寺ではなく、本堂へ続く、(山)門で、ここから約260段の階段を上る事(お寺によっては片道10~15分などもあるようです・・・)で、本堂や太師堂、納経所に到着します。
お遍路さんは修行でもあるので、乗り越えていくのも醍醐味ですね
お遍路さんの参拝には色々と決まり事があるようで、一般的に以下の様に参拝して行きます。
「山門(一礼)」→「手水舎(でお清め)」→「鐘をつく(忘れても帰りがけには絶対につかない;出鐘と言いお金が出ていくため)」→「本堂でお参り;①献灯(蝋燭を1本立てる;仏様の知恵を授かるという意味もあるそうです)、②献香(線香を3本立てる;過去・現在・未来の意味があるそうです)、③納札とお賽銭をお供えする、④勤行(教本に従いお経を唱えます)」→「太師堂でお参り;参拝手順は本堂と同じように行います」→「納経所で御朱印を頂きます」
因みに、各お寺それぞれの御本尊を奉ってある「本堂」、弘法太師さんを奉ってある「太師堂」があるので2ヶ所で参拝する必要があります。
お経を納める(納経)事で、初めて納経帳に「御朱印」を頂くことが出来ます。
お経の唱え方などは色々と紹介されているのですが(省略可能な文など・・・)、自分は折角のお遍路なので、省略せずに教本通りに全部納めました(笑)
教本では勤行は以下のようになります(詳細は長くなるので、気になる方はお調べ下さい)
(始める前に合唱礼拝)
1.開経偈
2.懺悔文
3.三帰(3回唱える)
4.三竟(3回唱える)
5.十善戒(3回唱える)
6.発菩提心真言(3回唱える)
7.三摩耶戒(3回唱える)
8.般若心経
9.ご本尊真言(3回唱える。各お寺のご本尊によってかわります。また、太師堂では唱えません。)
10.光明真言(3回唱える)
11.太師宝号(3回唱える)
12.回向文
(合掌礼拝して、お願い事を唱え、軽く一礼して完了)
こんな感じで、しっかりやると結構長いですが、やればやるほど心が洗われてきます
また別格20のお寺は、それぞれの納経所で念珠玉を1個ずつ手に入れる事が出来、20個集めて装飾屋さんに持っていくとオリジナルの数珠に仕立てて貰えるので今回はそれも目的にしました
※念珠には、「男玉(男性用);300円/個」、「女玉(女性用);300円/個」、「紫檀(共通);500円/個」があり、ちょっとお値段はりますが自分は紫檀にしました
左が念珠、右は御影(仏様のお姿の代わりです)
1番霊場の「大山寺」の参拝を無事に終えて、次の2番・3番霊場と順次目指していきます。
地図では、近く見えますが・・・結構距離があり山道などがあるため結構時間がかかること、またお寺の納経所が「7:00~17:00」までしか開いていないなどの事から、最初の1泊2日の旅では地図の様に、徳島県にある「1番霊場」からスタートし、高知県→愛媛県の「9番霊場」までしか回れませんでした・・・
因みに、移動時間は、①→②;約30分、②→③;約80分、③→④;約100分、④→⑤;約190分、かかるので、1日目は④まで参拝し、★印の高知県高知市の無料キャンプ場の駐車場に車中泊キャンプしました(感染対策目的です;笑)
高知県では、途中、室戸岬で綺麗な海も満喫
晩御飯はカツオのたたき
感染対策をしっかり、お客さんがほとんどいないお店をチョイス
そして、2日目は、朝早くから出発し、「5番霊場」を目指し、愛媛県の「9番霊場」で16:30になったので、次の10番霊場までの移動距離を考えると難しかったので、2日目は「9番霊場」で打ち止めとなりました。
「9番霊場」は、道後温泉まで車で約20分の距離だった事もあり、道後温泉に向かう事にしましたが、折角愛媛県まで来ているので、その前に「母方の祖父と祖母のお墓参り」をして道後温泉へと車を走らせ満喫しました
道後温泉で有名な「道後温泉本館」は、現在改装工事中と言うこともあったので近くにある「別館;飛鳥乃湯泉」を堪能しました
飛鳥乃湯泉では、道後温泉本館と同じように、90分と言う時間制限内なら何度でも温泉を堪能でき、①1階の温泉入浴のみ、②1階の温泉入浴+2階の大広間で休憩、③1階の温泉入浴+2階の個室で休憩、④1階の温泉入浴+2階の家族風呂入浴と言ったシステムになっています。
自分はもちろん、③1階の温泉入浴+2階の個室で休憩を選択です(笑)
個室での1枚(今治タオルで出来た壁)
温泉後の個室でのお茶とお菓子
平日で、かつ夕方の為かほとんど貸し切り状態でした子供の頃からお墓詣りでよく行っていた道後温泉に久しぶりに来られて心も体もリラックス出来ました
と言う事で、1泊2日の旅を満喫したので、愛媛県道後温泉(松山市)から、約450km・6時間の運転を経て(休憩を入れながらなので、実際は約9時間?)、三重県鈴鹿市まで無事に帰りつきました。
因みに今回の旅は、合計・・・約1900kmの旅路でした(笑)
長くなりましたが、区切り打ち1回目の旅はこれにて終了です。
次回の第3弾で区切り打ち2回目をご紹介させて頂きます